因縁とか、家系因縁と聞くと、何か怖い感じがしますよね。
仏教とか宗教と繋がり、因縁と聞くと怨念と間違えそうですからね。
しかし、因縁とは怖い事ではありません。
別の言い方をすると「魂のブロック」という感じです。
現在の状況は、過去の自分が成して来た事の結果です。
全ては、因果応報・・・・
自分という存在から始まり、その自分が行動してきた結果が、今日です。
今という瞬間の連続が、運勢であり、人生であり、一生です。
そんな事柄を・・・仏教の世界では、因果応報という言葉で表しています。
因果応報というと、不幸な感じがありますが、良い事も悪い事も、両方を含んでいます。
因果応報や因縁について、恐怖感を持っている方が多いので、少しお話ししたいと思います。
因縁とは何か・・・と考えた時、「親の因果が子に報い・・」と云うフレーズが浮かぶかと思いますが、
原因と結果の法則、つまり因果関係というものです。
解りやすく説明すると、
例えば、赤・青・黄の色の三原色があるとします。
赤と青を混ぜると紫になり、青と黄を混ぜると緑になります。
この元の色、赤・青・黄が、因、つまり「原因」で、
混ぜ合わされて現れた色、紫や緑が果、すなわち「結果」です。
そして「混ぜる」という行為、あるいは「混ざる」という現象が縁、すなわち「因縁」と言う事です。
この様に「因果」とは、
原因があって、何かの結果が既に現れたという「過去」の事で、過ぎ去った事を意味しています。
それに対し「因縁」とは、
原因が今、何かの形で作用しつつある状態、色を混ぜている事がそうであるように、
何かの原因で苦しんでいるとか、喜んでいるとかの状態の事です。
因果は、過去形で
因縁は、現在進行形です。
また、これは単に「形あるモノを混ぜ合わせる」という意味だけでなく、
人の行いから、人の心の動き、意志、性質や性格、
そして、その人が先祖から持って生まれた命の係累、
あるいは、生きている周囲の環境などが関わり合い引き起こす現象の全ても意味しています。
それは「混ぜる」という表現から、
溶ける・触れる・感じる・思う・動く・歩く・走る・無く・叱る・等全ての動詞が当てはまる世界です。
では、何故この様な現象が起こるのか・・・そこには霊があるからです。
1つの現象が起こる為には、エネルギーが存在しています。
人間というのもエネルギーの塊ですよね。
物理の授業で習ったように、「同じ性質を持ったのモノは引き合う」ように、
「同じ性質を持った霊同士は引き合う」のです。
霊格の高さも関係しますので、魂を磨き、低級霊との縁を結ばないように気をつけましょう。
霊格の高さと、現世での地位の高さ等は、違いますよ。
今の社会を見ていれば、それは解りますよね。